CLIリファレンス
ブラウザは作業の確認と編集に、agboardはエージェントの更新とプロジェクトの管理に使います。ほとんどのコマンドは、--project NAMEを明示します。例はMy projectを使っているので、自分のプロジェクト名に置き換え、CLIが返すタスクIDを使ってください。各オプションはagboard --helpかagboard <command> --helpで確認できます。
コマンドの一覧
| したいこと | コマンド |
|---|---|
| タスクを追加する | add |
| タスクやボードを読む | show、ls、snapshot |
| タスクを移す、エージェントの状態を報告する | mv、state |
| 進捗を記録する | history add |
| タスクの本文を編集する | edit |
| 画像を添付する | attachment |
| タスクをまとめて順序づける | epic、progress |
| 変更を待つ | wait |
| プロジェクトとフォルダを管理する | project、workspace |
| サーバーを起動し、エージェント連携を設定する | serve、stop、setup、hook |
| 削除する(人だけ) | rm、project rm、epic rm、init |
タスクを追加して確認する
タスクを追加して、ボードを確認します。
agboard --project "My project" add "Write the setup guide" --assignee ai --actor ai
agboard --project "My project" ls --json
agboard --project "My project" show 1 --json
agboard --project "My project" snapshot --json--assigneeは担当を指します。--actorは変更を行う主体を指し、権限を決めます。人にはhuman、エージェントにはaiを使います。snapshotは、エピックとファイルの問題を含む、ボード全体と履歴を返します。
作業を報告する
作業の開始を報告します。
agboard --project "My project" mv 1 doing --actor ai --reason "Start implementation"
agboard --project "My project" state 1 running --actor ai --reason "Writing and checking the guide"列の移動や、待機中以外への状態変更では、--reasonで理由を指定できます。指定は任意で、上限は10,000 Unicode文字です。理由を省略するか空白にすると、現在の状態から生成します。これらの操作は履歴を自動で追加するので、同じ操作の履歴を重複して追加しないでください。質問と回答の文には、2,000文字という別の上限があります。
列や状態を変えない、意味のある進捗を記録します。
agboard --project "My project" history add 1 --reason "Checked the installation links and recorded the result in the task body"
agboard --project "My project" history add 1 --reason-file progress.txtコマンドが時刻を付け、AIの書き込み権限を適用します。actor・イベントID・種別・時刻の指定は要りません。意味のある進捗、判断、検証、中断、再開のときに、実際の作業と検証に基づく簡潔な理由を書きます。理由を省略するか空白にすると、状態に合った既定の文を生成します。AIは、下書き・アーカイブ済み・完了のタスクに履歴を追加できません。
タスクを終える
終えるには、TASK.mdに検証を記録し、検証した受入条件のdoneをtrueにします。サーバーが動いていれば、対象のAI担当タスクを自動で完了に移すので、mv ... done --actor aiは実行しません。規則はMarkdownファイルの形式を参照してください。完了したタスクはエージェントから読み取り専用で、作業が必要になったら、ユーザーが再開できます。
質問する
判断を求めるには、state ... pending --request-jsonを使います。回答まで待つのが既定です。質問を登録してすぐに戻るよう明示された場合だけ--no-waitを付けます。待機にはagboard serveが必要ですが、--no-waitには不要です。--no-waitと整数のwait.timeoutSecondsは併用できず、invalid_argument(終了コード2)で終わり、質問やタスクは変更されません。3つのコマンド例は判断依頼を参照してください。エピックと進行表はエピックと進行表を参照してください。
ファイルを使って本文を編集する
長いMarkdown本文は、ファイルに書いてから読み込ませると編集しやすくなります。
agboard --project "My project" edit 1 --desc-file task.md説明は50,000文字まで、エピックの詳細(EPIC.md)は100,000文字まで使えます。ファイルはMarkdownファイルの形式に従う必要があります。標準入力から説明を読むには、--desc -を使います。
edit --desc-fileは、本文と受入条件を置き換え、TASK.mdの最新の履歴を保ちます。入力ファイルの履歴は無視されます。CLIや画面からの移動・状態の変更などの操作は、TASK.mdに履歴を追加し、show・snapshot・ブラウザは同じ履歴を読みます。
エピックの詳細を編集する
エピックの詳細は、frontmatterを含むEPIC.mdの全文です。文字列で直接渡すか、ファイルや標準入力から読み込みます。
agboard --project "My project" epic edit LAUNCH --document-file epic.md
agboard --project "My project" epic edit LAUNCH --document -
agboard --project "My project" epic edit LAUNCH --priority "3,1,2"--documentと--document-fileは同時に指定できません。どちらも100,000文字まで受け付けます。以前の--planと--plan-fileは削除されました。新しい名前はデータとバックアップの移行の節を参照してください。
一覧を絞り込む
agboard --project "My project" ls --column doing --json
agboard --project "My project" ls --state pending --json
agboard ls --all-projects --jsonls --all-projectsは、全プロジェクトを名前順に読み、タスクの説明と履歴を完全な形で返します。--columnと--stateの絞り込みはすべてのプロジェクトに適用されます。--projectとは組み合わせません。
プロジェクト
agboard project create "My project"
agboard project ls --json
agboard --project "My project" project rename "Website launch"
agboard project bind "My project" --folder ./docs名前を変えても、プロジェクトのID・フォルダの登録・タスクは保たれます。フォルダの登録とプロジェクトの削除は、データとバックアップに説明があります。
変更またはタスクを待つ
waitには二つのモードがあります。--after <cursor>はエージェントとの連携のとおりプロジェクトの変更を待ちます。--until taskは、リッスン開始前からTodoにあったタスクや、IdleのままDoingにあるタスクも含め、対象となるAI担当タスクを一件返します。
agboard --project "My project" wait --until task --idle-timeout 300 --json--until taskには--idle-timeoutが必須です。1〜86,400秒を指定し、既定値はありません。一回の呼び出しで返すのは進行表と同じ順序の一件で、タスクを占有したり変更したりしません。取得したタスクを解決したら、再びwaitを呼び出します。セッション全体の流れとPendingの扱いはエージェントとの連携を参照してください。
取得成功時は、一つのJSONオブジェクトを出力して終了コード0を返します。
{"kind":"task","projectId":"<id>","cursor":"<cursor>","task":{"id":1},"taskPath":"…/tasks/1/TASK.md","documentPath":null}指定した時間に対象タスクがなかった場合は、{"kind":"idle_timeout","projectId":"<id>","idleTimeoutSeconds":300}を出力して終了コード0を返します。これは対象なしでの正常終了であり、それまでの作業成功を示しません。board_unavailable・project_not_found・不正なボードデータ・引数誤りは、引き続き終了コード0以外のエラーです。--timeoutは--afterモードだけに指定でき、変更待ちが成立しなければエラーwait_timeoutになります。Pendingの質問への回答にはなりません。
サーバーを起動する
agboard serveは、127.0.0.1でボードを起動します。--portでポートを選べます(既定は7420)。サーバーの起動と同時にngrokでスマホを接続するには、--monitor ngrokを付けます。
| オプション | 意味 |
|---|---|
--monitor ngrok | モバイルモニターの接続を始めます。指定できるのはngrokだけです。環境変数NGROK_AUTHTOKENが必要で、トークンを引数で渡すことはできません。 |
スマホは、起動ごとに作る4桁の合言葉で守られます。サインイン用のオプションはありません。--monitorの不正な値、NGROK_AUTHTOKENがないこと、未知のオプションは、終了コード2で終了します。接続を開始できなければ、serveは起動せず終了コード1で終了します。
接続の準備ができると、起動行にスマホ用のアドレスと合言葉が表示されます: Serving at http://127.0.0.1:7420/; mobile monitor at https://… with passcode 4821。--jsonでは、起動時の行にボードのurlとmonitorが入ります(mode: "ngrok"と、ngrokのスマホ用url・passcode)。合言葉を出力するのはここと、ボードの接続ダイアログだけです。トークンとポリシーは出力しません。ボードの設定からも接続を設定できます。詳しくはモバイルモニターのガイドを参照してください。
バックグラウンドで実行する
agboard serve -d(または--daemon)は、サーバーをバックグラウンドで起動し、準備ができた時点で戻ります。ターミナルは空き、閉じてもサーバーは止まりません。表示されるのは通常の起動時と同じアドレス(--monitor ngrokではスマホのアドレスと合言葉も)に加えて、プロセスIDとログファイルです。--portと--monitorは通常どおり使えます。--jsonでは、起動時のオブジェクトにpidとlogも入ります。
agboard serve -d
agboard stopagboard stopは、実行中のサーバーを終了し、終了したところで戻ります。serveでもserve -dでも起動したサーバーを止められます。サーバーが動いていなければ、その旨を表示して終了コード0で終わります。stopに--projectは指定できません。
バックグラウンドのサーバーは、出力をデータフォルダのserve.logに書きます。スマホの合言葉が入るため、このファイルは自分だけが読めます。serve -dのたびに作り直されます。すでにサーバーが動いている場合、serve -dは終了コード1(already_serving)で終わります。バックグラウンドのサーバーを起動できない場合(ポートが使用中など)も、理由を表示して終了コード1で終わります。再起動後に自動で立ち上がることはありません。
共有フォルダをセットアップする
agboard setupは、データフォルダとそのshared/フォルダを作り、エージェントがそこへ書けるよう、CodexとClaude Codeのユーザー設定にデータフォルダを加えます。プロジェクトは要らず、あなた自身が実行します。Hookやエージェントのスキルはインストールしません。
agboard setup --dry-run
agboard setup --agent claude --json--agent codex|claude|allで更新する設定を選びます(既定はall)。--dry-runは何も変更せず、--jsonは機械可読の出力を表示します。Codexの設定がsandbox_mode = "workspace-write"でないときは、拒否して何も変更しません。変更内容と設定ファイルのバックアップはデータとバックアップを参照してください。
出力と確認
JSON形式の出力が必要なときは--jsonを付けます。helpのテキスト・エラー・JSONの値は、ブラウザの言語に関わらず、常に英語です。
タスク・エピック・プロジェクトの削除と、initによるプロジェクトの初期化には、端末での人の確認が必要です。エージェントは、人に頼まなければなりません。
次に読む
- エージェントとの連携: 各コマンドを使う場面と、作業全体の流れ。
- トラブルシューティング: エラーコードの意味。

